基礎基本の定着の上に立った
発展学習を心がけています。
1・2年時に、国語・算数の反復練習を
毎日行い、自然と学習習慣が
身に着くように指導します。
3年生からは、教員の専門性を生かした
教科担任制となり、
探究的な学びを深めています。
国 語
国語は、言語能力を身につけ、様々な場面で活用することで、豊かな人間性を育みます。「読む、書く、聞く、話す」の四つの領域を、授業の中に取り入れています。六年間でカリキュラムが系統化され、思考の枠組みを学びます。一年生から基礎学力を養い、漢字、日記、作文、読書指導をしています。また、学年に応じて暗唱、辞書引き学習、スピーチ、ディベート、調べ学習等を行い、高学年では更に基礎学力の上に応用力をつけます。読解の学習にも力を入れ、論理的思考力が身につくように指導していく中で、高い学力の育成を図ります。
算 数
算数は、学習内容や考え方を学年ごとに積み重ねることが必要な教科です。教科書を基本とし、内容の定着を図るため、全学年「思考のあとが見える式を書く」「計算を丁寧に確実に行う」の2点に重点を置いて指導しています。低学年では、『百玉そろばん』や『パターンブロック』、『キズネール棒』などの具体物を使用し、抽象的な概念を目に見える形にすることで、理解しやすくなるように授業を工夫しています。中学年からは、TT(Team Teaching)を取り入れ、教員2名で授業を行うことで、より深い学びとなるように指導していきます。高学年では、学校独自の問題集を使用しながら応用問題に取り組み、順序立てて考える力や試行錯誤して問題を解くことを楽しむ力を育てます。
英 語
小学生は、興味関心が高く、自然に英語が身に付けられる時期です。本校の授業は週2時間、基本的に英語で行われます。初めは、難しいと感じる児童もいるかもしれませんが、言葉だけでなく、映像や動画、カードや絵本など、色々な教材を使って刺激を与え、理解を促しています。6年間継続することで、どの児童も必ずリスニングの力が向上しています。
情 報
社会における情報化がさらに加速化している21世紀、これからの世界で活躍する子ども達に「情報活用能力」や「プログラミング的思考」などは必要な能力です。このような力を育てていくために、iPadを活用し、情報リテラシーや情報モラルの視点を大切に指導しています。情報機器(iPad)は、子ども達の個別学習、協働学習をサポートするツールになります。授業では一人一人の考え方を共有するツールとしてiPadを活用し、クラス全員で友達の考えを理解し、自分と同じ考え方や異なる考え方などについて共有する場などに活用しています。
理 科
理科の学習では、自然科学に親しみ、科学に対する興味・関心を育てることが大切だと考えています。本校では、2つの理科室を使い、十分な実験・観察の時間を確保しています。自然事象の中から見つけた問題に対して、子どもたち同士の考えを共有し、実際に実験や観察をして得られた結果を考察して、実感が伴った理解につながるように学んでいきます。
社 会
社会科は、地域社会や我が国の国土と歴史に対する理解と愛情を育てる教科です。本校では「身のまわりの社会的事象に興味・関心を持ち、自ら調べ、学習していく力を育てる」という教科目標のもと指導しています。また、各学年において市場・漁港・工場見学など体験的に社会をとらえることも大切にし、学習に取り組んでいます。
音 楽
音楽では、よい発声を身につけ、音楽的な感性と表現力を養うことを大切にしています。本校で行われる行事の多くに音楽が取り入れられ、のびやかな歌声が響き、心豊かな時間を過ごすことができます。音楽会では、一人一人の力が発揮され、和太鼓や合唱、合奏を楽しんで活動する子ども達の姿が見られます。
コロナ禍では、マスク着用での歌唱、音楽室にある木琴や鉄琴、マリンバやアコーディオンなど様々な楽器を使った合奏を中心に行っています。子ども達は、お友達と心を合わせて演奏する喜びを感じながら、楽しく取り組んでいます。
体 育
体育は技能を高め、友人と学び合いながら学習する教科です。6年間をかけてスモールステップを重ねて系統立てた指導を行っています。その中で、「自己の課題を見つけ、解決していく能力を育てる」「体力の向上を目指し、友達と協力しながら取り組む力を育む」ことを目指して学んでいきます。
図 工
図工では、一人一人の個性を大切にし、豊かな感性と探究心を高めることによって、のびやかに自己表現できる力を育んでいます。
6年間を通して、様々な素材や技法に触れる機会を持つようにカリキュラムを組んでいます。
また、3学期には「学習発表会」を開催し、自他の発表や展示を通して、自分自身の学びを振り返る貴重な機会としています。
生活科
生活科では、多くの体験の中で、自然や事象に興味を持ち、意欲的に生活することができる子供に育ってほしいと考えています。新江ノ島水族館で海の生き物について学んだり、自分自身の成長を振り返って周りの方々の支えに感謝を込めてスピーチしたりなど、活動を重視した取り組みの中で、学びを深めていきます。
家庭科
家庭科では、実践的な活動を通して、日常生活に必要な力を系統的に育てています。例えば5年生では刺繍の基礎を学習し、6年生で袋を作るときに、実際にイニシャルの刺繍を施します。飯盒炊爨・カレー・白玉だんご作りなどの実習も行っています。
宗 教
1年生は神様のこと、2・3年生はイエス様の生涯やたとえ話、4・5年生は旧約聖書を学び、6年生は神様との関わりの中で、自らも貴い存在であるという自己認識を深めます。神様と人を愛することや祈りの大切さを知り、神様に望まれている生き方について考えます。
毛 筆
3年生は週に1時間、4年生以上は隔週に1時間、毛筆の授業があります。教科書で、基本の筆づかいを学習し、自分で課題を見つけながら練習をします。6年生は、学習の集大成として、「心に浮かぶ言葉」を書き、学習発表会で展示をします。1月には、広い廊下で書き初めも行います。全国書画展覧会、全国書初大会に出品しています。
図 書
図書の目的は、児童一人一人が、必要に応じて図書資料を使えるようにすることと、様々な「おはなし」を通して想像力を働かせ、心の豊かさを築いていくことです。低学年の授業で行われる詩や言葉遊びからは、言葉のもつリズムの楽しさを、「おはなし」からは、物語の楽しさを学びます。また、知識の本から得た情報を人に伝える方法も学びます。中・高学年になると、目次・索引も含め本のつくりや資料の見方について学んでいきます。
図書室は、
知識の宝庫
1・2年生は、週1回図書室で授業を受けます。本には色々な種類があることを知り、自分が必要とする情報を探し出せるように『図書館の使い方』を学びます。3年生から6年生は、読書会を通して、本の作り手である作家の方や、編集者、また、研究者の方にも出会う機会があります。学問への扉は、好奇心から開くことを伝えています。
総 合
自ら課題を見つけ、情報を収集したり、整理してまとめたりして、探究的な学習をしています。まず、学年に応じてインタビューやアンケートなどを行い、次に、本や新聞などを活用し、自分の考えをまとめます。友達と協力して活動することで、コミュニケーション力も身につきます。