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2020年4月13日 イースターおめでとうございます
【宗教科】
今年は、コロナウィルス感染防止のため、ミサにあずかることができませんが、それぞれの場所で、イエス様のご復活をお祝いできたらと思います。
キリスト教では、イースターはクリスマスよりも重要な意味をもつと呼ばれるお祝いです。イエス様は弟子のユダに裏切られ、十字架にかけられ、お亡くなりになられました。そして、「イエス・キリストは復活する」というお言葉の通り、3日後に復活したという奇跡を起こしました。この奇跡にイエス様の弟子たちは大いに喜び、それが「イースター」の始まりと言われています。
イースターは、イエス様が復活したことをお祝いした祝祭なので、日本では「復活祭」と呼ばれています。英語では、「Easter(イースター)」といいますが、その由来は、古代ゲルマン神話の春の女神の名前「Eoster(エオストレ)」からきているそうです。そして、エストレの使いとされるウサギは多産の象徴として、ウサギが運ぶ卵は生命の誕生の象徴であることから、ウサギと卵が生命の復活と繁栄を祝うイースターのシンボルとなっています。
イエス様の復活を祝うということで、海外ではとても歴史が古いお祭りですが、日本でのイースターイベントが始められたのは、2010年のテーマパークからだといわれています。
小学校では、毎年、児童一人ひとりにご復活の御絵を渡し、一緒にお祈りとお祝いをしてきましたが、今年はそれもできず、本当に残念です。しかし、それぞれのご家庭で、イエス様のご復活の意味、そして復活の喜びについて話す時間をお持ちいただけたらと思います。