学校生活
6年生 座禅体験
伝統文化の体験として、今年も浄智寺住職の朝比奈恵温氏においでいただき、坐禅体験をしました。
普段は椅子の生活が多く、畳に座ることがない児童がほとんどなので、まずは正しい座り方、体の使い方、呼吸の仕方を教えていただきました。あぐらが楽にできるならあぐらで、正座が楽ならば正座でと、座り方は自分に合ったものを選び、安定して座り続けられる体勢を自分で選ぶところから始めました。一番大事なのは「呼吸」で、鼻からゆっくり吐き、吐ききったら深く吸うということを意識し、呼吸の数を数えることだけに集中するようにします。目は1メートルほど先の下の方を見るようにし、「半眼」に近い形にしました。お香が焚かれ、拍子木の「カーン」という音と鐘の音で坐禅の時間が始まりました。余計なことを考えず、心静かに坐禅を行う時間はあっという間に過ぎました。子ども達からは、「またやってみたい。」「足が痛くなるかと思ったけれど、あっという間だった。」「気持ちがすっきりした。」と日常とは違う、貴重な体験ができたことに満足した感想がありました。